ハローベビー小阪 | 小阪産病院

8. ちょっと気になる赤ちゃんの症状

鼻づまり

生後1ケ月頃には鼻の音(いびきのように)がよく聞かれます。おっぱいが飲めるようなら心配ありません。鼻糞があれば綿棒や先の丸いピンセットで見える範囲でお掃除してあげましょう。

性器出血、おりもの

母体のホルモン作用により生後数日は外陰部が赤く腫れたり出血、おりものが少量出ることがありますが、生理的なものなので心配いりません。

青色斑

お尻や手足の青いあざは大きくても成長に従い自然に消えます。

乳房のふくらみと乳汁分泌

魔乳といって母体のホルモンの影響で男女を問わず、乳房がふくらみ乳汁がでることがありますが、1~2週間すれば自然になくなります。鼻糞があれば綿棒や先の丸いピンセットで見える範囲でお掃除してあげましょう。さわらずそのままにしておきましょう。

へそがじゅくじゅくしている

乾燥するまで消毒し、出血には乾燥剤もつけてください。1週間以上続いたり、量が増えるようであれば診察を受けましょう。

お乳を吐く

授乳の後赤ちゃんを立てて抱き、ゲップさせてから寝かせましょう。それでもお乳をよく吐くようなら医師の診察を受けましょう。

しゃっくり

生後1~2ヶ月は横隔膜を調節する神経が未熟、しかも皮膚や粘膜も過敏のため、ちょっとした気温の変化、のどへの刺激でしきりにしゃっくりをすることがあります。おむつを替える、ミルク、湯ざまし、番茶を飲ませてみましょう。

口の中の白い塊

ガーゼでとれるようならお乳の残りカス。なかなかとれなければカビの一種による感染症の可能性があります。

くしゃみ

鼻やのどの粘膜が敏感なため、くしゃみをよくしますが、機嫌がよく頻繁でなければ大丈夫です。

斜頚(しゃけい)

生後2~3週間頃、首に固いしこりがあるようなら一度受診してみてください

頭血腫(ずけっしゅ)

生まれて2~3日後にできる頭のこぶのことで頭の中の出血ではないので気にしなくて大丈夫です。数カ月で自然に吸収されます。

目やに

涙が鼻に流れる管(鼻涙管)が狭いときによくみられます。
①きれいに拭いてあげます。
②鼻涙管マッサージをします。
③よくならない場合は、眼科を受診しましょう

赤あざ

出生時からまぶた・鼻・うなじにある赤いあざは、消えていくことが多いものです。退院後、赤いあざが出ることもあります。ほとんどの場合自然に消えます。もりあがりのある赤あざが顔に出てきたときには、早めにレーザー治療します。

おむつかぶれ

おむつは頻繁に替え、お尻を乾燥させましょう。赤くなるようなら、便の後おしりふきで拭き取らず、洗い流すようにしましょう。ひどい場合は診察を受けましょう。

おへそが出ている

ほとんどの出べそは自然に治ります。1年以上治らなければ小児科で受診しましょう。

緑色の便

緑色の便は酸化したもので大丈夫です。灰白や、赤、黒色の便なら検査が必要です。

聴力検査

きこえ(聴覚)に障害をもつ赤ちゃんを早期に発見するための検査です。

湿疹

赤いぷつぷつにきびのような湿疹はそれほど心配はいりません。石鹸で洗い、清潔にしましょう。広がるようなら受診してください。

頭やまゆ毛の黄色いかさぶた

赤ちゃんは皮脂の分泌がさかんなため、皮膚の分泌物がこびりついたものです。

ビタミンK欠乏性出血症

生後1ヶ月から半年までの赤ちゃんにビタミンK不足が原因で起こる突然出血。数千人にひとりという珍しい病気です。予防のため入院中の赤ちゃんにビタミンK入りのシロップ剤を飲ませます。

新生児マス・スクリーニング検査

さまざまな先天性代謝異常症やクレチン症、先天性副腎過形成症などが、心身の発育に障害を起こします。早期発見のため生後4~6日目に検査を実施しています。結果がわかりにくいときは(念のため)退院後再検査が必要なこともあります。


9. ちょっと気になる赤ちゃんの症状



7. 赤ちゃんを母乳育児で!
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