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無痛分娩

無痛分娩の予約状況(11/16更新)

リアルタイムで予約状況が反映されている訳ではございませんので、お申し込み時に予約が埋まってしまっている場合があります。予めご了承ください。

無痛分娩について

赤ちゃんが生まれてくるときには、子宮が収縮し、産道が引き伸ばされることにより痛みが生じます。

無痛分娩は麻酔を使って、この痛みを和らげる出産方法です。

当院では、妊婦さん一人一人の出産に対する考え方を尊重し、希望される方は無痛分娩を選ぶことができます。

1. 無痛分娩の方法

当院では、無痛分娩を行う多くの施設で一般的に行われている硬膜外麻酔を用いた無痛分娩を行っています。

硬膜外麻酔は、背中に入れたカテーテルから麻酔薬を注入し、痛みを和らげる方法です。

無痛分娩では出産の痛みは軽減され、ほとんど痛みを感じないお産になることもありますが、痛みが完全になくならないこともあります。おなかが張った感じや、赤ちゃんが降りてきて外陰部が押される感覚などは残ります。

2. 無痛分娩のメリット・デメリット

無痛分娩では、分娩に伴う陣痛や処置の痛みを最大限に取り除き、落ち着いて赤ちゃんを迎えることができます。

痛みに対する緊張や不安が取り除かれ、スムーズに出産が進むことが多くなります。また、無駄な体力の消耗を避け、育児に向けて体力を温存することが可能です。

しかし、安全性が確立されているとはいえ、麻酔には副作用があり、人によっては頭痛や発熱などを起こすことがあります。また、初めて出産する方は吸引分娩の確率が高くなります。

非常にまれですが、重篤な合併症を起こすことがあります。状態の変化を把握するため、血圧や心拍数などを定期的に確認します。

3. 当院での無痛分娩について

当院では麻酔科医による麻酔管理を行っています。安全で効果的な麻酔を行うためにも当院の無痛分娩は、日中の計画分娩(あらかじめ分娩の日を計画し、陣痛を誘発する処置や薬剤を使い分娩すること)で行います。夜間や休日は無痛分娩に対応しておりません。

産科医、麻酔科医、小児科医、助産師がチーム医療を行い、安全で安心な無痛分娩の体制を整えています。

無痛分娩の費用として、分娩費用とは別に、初産婦:20万円、経産婦:15万円がかかります。無痛分娩の費用は、硬膜外麻酔を開始した時点で発生します。


無痛分娩の流れ

1 無痛分娩の申し出

妊娠8~9週頃、外来受診時に無痛分娩希望の方にパンフレットをお渡しします。
パンフレットを読んでいただき、無痛分娩説明ビデオを視聴していただきます。

無痛分娩の予約

妊娠12週以降で受付にて無痛分娩申込書を持参の上、
予約を行ってください。
電話での無痛分娩予約は行っておりません。

3

妊娠18~20週頃、医師より説明があります。

4 入院日の決定

妊娠36週以降、毎週の内診所見と胎児の状態を総合的に判断し、お産への準備が整えば妊娠37週以降で入院する日を決定します。

4. 無痛分娩の情報公開について

無痛分娩関連学会・団体連絡協議会(JALA)に登録し、無痛分娩に関する情報公開を行っています。

一般社団法人 日本産科麻酔学会
日本産科麻酔学会HPにQ&Aが公開されていますので、そちらもご参考にしてください。