ハローベビー小阪 | 小阪産病院

5.初期は特に流産が起こりやすいとき

妊娠初期はまだ、胎盤が未完成の状態で不安定な時期。特に10週頃までは流産の危険性が高く、14週頃から少しずつ安定してきます。妊娠された方の10%~15%余りが流産するという統計が出ていますが、これには様々な原因があります。

子宮の異常
頚管無力症  子宮筋腫  双角子宮  過去の中絶

胎児の原因
子宮内死亡  受精・着床の異常  胞状奇胎  奇形  染色体異常

その他の原因
下腹部の圧迫や刺激  ストレス  有害な薬品  たばこ  放射線  旅行

母体の病気
ホルモン異常  梅毒  風疹  外傷


こんな症状は赤信号

血性または茶色のおりもの、出血がある。
下腹部が張って痛みがある。
腰がだるく痛い。

こんな症状が妊娠初期にあらわれると流産の心配があります。出血・痛みも少なく、程度の軽い方の多くは妊娠を継続できますが、出血が増え凝血を伴うときは止めようがないことも。変だなと感じたら無理をせず安静にして早めに診察を受けましょう。


心がけたいこと

流産するといけないからあれもダメ、これもダメと考えてしまいがちですが、今までの生活をガラリと変える必要はありません。ただ、過激な動作、旅行、過労などを避け、自分にあった生活をしましょう。以前に流産の経験のある人や流産を繰り返している人はとくに注意する必要があります。妊娠をできるだけ早く知り、予防対策をとっておくと効果的です。対策方法は人によって様々ですから医師に相談してみてください。特に、子宮頸管無力症などの場合は手術療法が効果的です。


6.【4ヶ月目】体重の変化 マタニティライフ



4.妊娠中はこんなことに気をつけましょう
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