入院案内

さい帯血バンクに伴うお願い

さい帯血バンクに伴うお願い

 近年、臍帯血移植の利用価値が骨髄移植に匹敵する程高まっており、その要因に小児のみでなく成人にも移植できる様になったからです。当院でもより多くの方の治療に役立てるよう、分娩していただくすべての方にご協力いただけるようお願いしています。
ただし、臍帯血バンク(日本赤十字社近畿さい帯血バンクに所属)にはいろいろな条件があるため、下記の場合はご利用できない事となり、ご協力いただいた方5名中1名程度が使用可(適正血液)となることをご了承ください。


1)お母さんや赤ちゃんの処置が優先される場合
2)臍帯血の採血量が60mlに満たない。
3)妊娠36週0日から41週6日の間の分娩でない。
4)臍帯血の中の治療に必要な細胞数が規定に満たない。
5)問診、家族歴、あなたの血液検査や海外渡航歴や出生後の子供さんの健康状態などに不都合がある。
6)その他採取した血液が凝血したり細菌感染等がある場合

※お預かりした書類は臍帯血が保存されなかった場合でも個人情報保護法により、10年間バンクの方で責任を持って書類(同意書、分娩記録等)の管理保存をいたします。

※臍帯血が十分量採取でき、仮保存に至った場合のみあなたの血液を約10ml程採取させて頂きます。

※半年すぎにバンクの方から臍帯血が適正であると判断された場合にはベビーの健康調査書が届きます。(詳細は届いた封書に記載してあります。)検診が異常のないことをもって、臍帯血バンクに登録され臍帯血を希望される方々を待つことになります

なお、我々の行う臍帯血バンクは献血等と同様に公的なもので、他のプライベートな臍帯血バンク(あなたのベビー用)とは全く無関係です。
その他ご不明な点やご質問がございましたら、医師・助産師に遠慮なくご質問下さい。