当院で従来から行っている羊水検査、コンバインドテスト、クアトロテストに加え、この度、NIPTが受けられるようになりました。
当院は 日本医学会 出生前検査認証制度等運営委員会のNIPTを実施する医療機関(連携施設)としての認証を受けました(2022年9月26日付)。NIPTは、2023年1月16日以降に検査が可能です。
出生前におなかの中の赤ちゃんが染色体の病気をもっているかどうかを確実に診断する方法として、羊水検査と絨毛検査があります。羊水検査と絨毛検査は子宮に針を刺す検査のため、検査に伴う流産のリスクは0.1〜0.3%とされています。そこで、危険を伴わずに赤ちゃんが染色体の病気をもつ可能性を検査する方法が開発されており、その一つが NIPTです。
NIPTをお考えの方は、まず遺伝カウンセリング(有料)をご予約ください。当院の遺伝カウンセリングは、臨床遺伝専門医または認定遺伝カウンセラー®が、それぞれの検査でわかることや限界、リスクなどを情報提供しています。検査についてご理解いただいたうえで、受けるかどうかともに考え、決定する支援をします。
対象 | 当院通院中で妊娠10週〜16週の患者さま ※当院の遺伝カウンセリング(有料)を妊婦ご本人と配偶者/パートナーで受けていただく必要があります。 |
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費用 | 165,000円(税込) |
検査できる疾患 | 21トリソミー(ダウン症候群) 18トリソミー(エドワーズ症候群) 13トリソミー(パトウ症候群) ※性別はわかりません。 |
方法 | 10〜20mlのお母さんの血液を採取し、お母さんの血液中に浮遊しているDNA(染色体の細かい断片)の量を分析します。 |
結果 | 「陽性」、「陰性」、または「判定保留」と報告されます。 「陽性」とは、その疾患の可能性が高いという意味です。 ※「陽性」、「判定保留」の場合、本検査の基幹施設である大阪公立大学医学部附属病院 ゲノム診療科を受診し、遺伝カウンセリングを受けていただきます。 |